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つれづれなるまゝに、日暮らし、硯に向ひて、心に移り行くよしなしごとを、そこはかとなく書きつくれば、怪しうこそ物狂ほしけれ。

大乱闘スマッシュブラザーズDX大会の世界共通ルールとは?

どうも

わっちです!

 

最初のテーマはスマブラDXのルールについて!

 

現在、自分は[The-25]という上位選手、大会運営者、実況者、ゲームシステムなどスマブラDXにまつわる有識者25名と最終決定権を持った選定者5名によって、スマブラDXの世界共通ルールに変更すべき点が無いかを議論し選定していく団体の日本人唯一のメンバーです。

 

今回はその中で議論するに当たって雛形となっているルールの項目を翻訳してみたので皆様に紹介したいと思います!

 

*書式は原本に寄せています。大会によって各項目についてより詳細に大会運営者の意向を書いてある場合が多いです。今回はその中でも基礎の土台ような物になりますので現在日本で使われているルールとはかなり違ったものになります。

 

1.ルール

1.1.ゲーム

1.1.1.ゲームバージョン

公式のゲームバージョンはNintendo ゲームキューブNTSC 1.02とPALで、トーナメント毎よって決定され、すべてのキャラクターと関連するステージがロックされている標準的なメモリカードデータを使用する。


1.1.2.ゲームの設定 

ストック:4

タイマー:8分

ハンディキャップ:オフ

ダメージ倍率:1.0

アイテム:オフ

ポーズ機能:オフ

フレンドリー・ファイヤー:オン

1.1.3.ステージリスト

ステージは、「スターター」または「カウンターピックス」のいずれかとして分類される。スターターステージは初戦のステージを決めるステージストライク中に使用され(第1.1.6項で定義)、カウンターピックは初戦以降のステージ選択中にのみ使用できます。

『スターターステージ』

ヨッシーストーリー

夢の泉(シングルのみ)

戦場

終点

プププランド64

ポケモンスタジアム(ダブルスのみ)

『カウンターピックステージ』

ポケモンスタジアム(シングルのみ) 

1.1.4.マッチ手順 

次の手順をマッチの概要とする。

プレイヤーはキャラクターを選択します。どちらのプレイヤーも、ダブルブラインドピックによるキャラクター選択(第3.1.6項で定義)を行うことができます。

一試合を1ゲームとし、また勝敗を決めるのに必要な全試合を1マッチとする。

1.ステージストライク/ポートの選択を決定します。

2.ステージストライクを通して、最初のステージを決定します。

3.プレイヤーはマッチの最初のゲームを行います。 

4.前のゲームの勝者はステージを一つBan(禁止)をします。

5.前戦の負者は次のステージを選ぶ。

6.直前のゲームの勝利者は、キャラクターを変更するかを選べます。

7.前回のゲームで負けたプレイヤーは、キャラクターを変更するかを選べます。

8.次のゲームが行われます。

9.マッチが完了するまで、後続のすべてのゲームについて手順4と5を繰り返します。

1.1.5.ダブルブラインドピック

いずれのプレイヤーも、ダブルブラインドピックを要求できます。この場合、トーナメント・オーガナイザー(TO)には、第1ゲームの各選手の選択肢を秘密裏に伝えます。両方のプレイヤーは最初のゲームキャラクターを選択し、TOはキャラクター選択結果を伝えます。

1.1.6.ステージストライキングとポート選択

プレイヤーは最初にコントローラーポートを選択するか、最初にステージをBan(禁止)するか選択できます。プレイヤーが相互に同意しない場合、じゃんけんによって選択権を制定する必要があります。

 

「ステージストライク」とは、最初のゲームのステージを決定するためにスターターリストからステージを削除することです。最初のプレーヤーが最初にストライク(削除)を行い、次に2つステージを別のプレーヤーが消し、続いて1つ目のステージを最初のプレイヤーが残った中からステージを選択します。スターターリストの残りのステージは、最初のゲームに使用されます。

1.1.7.ステージバン

各ゲームの後、次のステージが選択される前に、前のゲームで勝ったプレイヤーは、スターターリストまたはカウンターピックリストのいずれかからステージをBan(禁止)する。禁止されたステージは、次のゲームのために対戦相手によって選択することはできません。

1.1.8.ステージクローズ

プレイヤーは、マッチ中に勝利したステージを選択することはできません。

1.1.9.相互合意 

プレイヤーは、どちらもそれに同意するならば、スターターまたはカウンターピックのリストのいずれかからステージを選択することができます。プレイヤーは、両方が同意する場合、ステージクローズを無視することもできます。プレイヤーは、他のステージでプレーしたり、ゲームの長さを変更したりすることに同意しない権利もあります。結託以外に、プレイヤー間で相互に行われるゲーム中の契約(#紳士協定や#ニュートラルスタートなど)は強く推奨されず、TOによって強制されることはありません。

紳士協定=シークミラーにて、下投げによるループをお互いにしないという取り決め
ニュートラルスタート=コントローラーポートによって決まる立ち位置がステージによって違うという不公平制を取り除くため、ゲーム開始と同時に試合を開始せず、お互いに一定の距離を保った立ち位置より一定時間後に試合を開始するという取り決め。
1.1.10.サドンデス 

ゲームがサドンデスとなった場合、勝者は、ゲームが終了した時点のストックと%によって決定されます。タイマーが0:00に達すると、より高いストックを持つプレーヤーが勝者になります。両方のプレーヤーがストックが同じ場合、より低い%のプレーヤーが勝者となります。パーセンテージ・タイまたは両方のプレーヤーが同時に最後のストックを失うゲームの場合、1ストックと2分間で同じステージでタイブレークが行われます。サドンデス上の結果は数えられません。

 1.1.11.コントローラー

唯一許可されているコントローラーは有線のGCコントローラーです。ターボ機能、マクロ、および外装の改造(着色などのデザインのためのケースの改造を除く)は禁止されています。トーナメント主催者はいつでも任意のコントローラーを検査する権利があります。

1.1.12.ニュートラルポート

プレイヤーは「ニュートラルポート」を要求することができます。次のポート構成が各ステージで使用されます。

 

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補足ー画像通りのポートを選ぶことによって一定距離の離れた平等に近い場所から試合をスタートできます。

1.1.13。ウォーミングアップ

ウォームアップとコントローラーテストは、ゲームシステム内のタイマーで30秒を超えてはならない。この規則に違反すると、トーナメント主催者の裁量により、自動的に失格とすることがあります。

1.2.マッチ中断 

1.2.14. スタートボタン

プレイヤーが故意にまたは偶然にスタートボタンを押すか、または相手のコントローラーのプラグを抜いてゲームを一時停止すると、一時停止したプレーヤーはストックを失う。また、TOの裁量によっては複数のストックまたはゲームを失うとする可能性があります。

1.3. 誤解/誤設定 

第1.1.2項に記載されているゲームの設定が誤ったままゲームが行われた場合、ゲームの結果に重大な影響を及ぼした可能性があります。プレイヤーはTOにゲームのやり直しを依頼することができます。最終的な決定は、TOの裁量に委ねられます。これは、問題のあったゲームの直後に提案されなければいけません。次の試合が開始された後(提案が無いまま次のゲームに移行した場合)、正しく設定されているかどうかにかかわらず、前の試合のやり直しは行われません。

1.4. コーチン

対戦中またはマッチの合間に意図的にアドバイスをしたり、アドバイスを受けたりするコーチングは認められず、両当事者に対して退場が科せられる可能性があります。 

1.5. 罰則

この文書の規則を破ったプレイヤーは、以下を含む罰則の対象となる。 

再試合

ゲームの喪失

マッチの喪失

賞金没収

選手に課せられたペナルティは、トーナメント主催者の自由裁量により公開される場合があります。

2.行動規範

すべての選手は優れたスポーツマンシップを発揮し、お互いやTOと観客の尊敬を保つことが求められます。プレーヤーは常に最高の状態でプレーし、良いスポーツマンシップ、正直さ、公正なプレーの原則に反した行動を避けることが求められます。不適切であり、行動規範に違反していると考えられる行動には、以下のものが含まれますが、これに限定されません。

トーナメントの運営を妨害

破壊的行為、迷惑行為、暴力、脅迫、嫌がらせをしたりすること。

結託(例えば、ゲームまたはマッチの八百長行為)

任意におけるあらゆる不正行為

意図的にゲームプレイを遅らせたり遅らせたり、他の既知の方法でゲームを改造または改造。

 度を越した攻撃的、下品または猥褻なプレイヤーネーム

性差別、年齢差別、人種差別又はその他の偏見からなる行為や言動。

不道徳、非倫理的、一般的な基準を元に反していると判断される暴力行為及びそれにに関与すること。

他のプレーヤーに対する違法行為

競争上の優位性、または相手方に競争上の不利益を課す事を目的としたプレイヤーやTOに対する賄賂行為。

猥褻、下品、侮辱、脅迫、暴力、名誉毀損、中傷、またはその他の不快感を伴う、または嫌悪または差別的行為を助長または扇動する衣服を着用すること。 

対戦相手、スタッフまたは観客に向けられた侮辱、嘲笑、破壊的または非スポーツ的なものを行うよう促すジェスチャーを行う。 

テレビ、ライト、カメラ、その他のトーナメント機材などのプロダクション機器に触れたり、過干渉すること。

TOの裁量で不適切とみなす行動や行為に関与すること。

以上の規則を破ったプレイヤーは、罰則の対象とする。

 

以上が現行のルールの雛形です!

 

日本との相違点としてはニュートラルポートとコーチングの有無でしょうか?気がついた方もいるかもしれませんが...アイスクライマーのエターナルフリーズやそのほか遅延行為になりうる永久ループ禁止の記載が無いのも特徴的です。

これらはあくまで補足でありトーナメントの進行の妨害に当たるので、名指しで禁止事項に入ってる事が多いのです。ですので過度な崖待ちやタイムアップ狙いの行動も大会によっては禁止行為です。ここら辺がいわゆるTOの裁量の範囲ですね!


 

 

それでは!読んでいただきありがとうございます!ではまた!

See you next time!